高齢者を狙う“特殊詐欺”が巧妙化。家族・地域での対策が急務
2025年9月20日
全国的に、高齢者を狙った特殊詐欺の被害が後を絶ちません。
中でも最近は、「医療費の還付金がある」「孫が事故を起こした」など、本人の不安を突いた巧妙な手口が使われています。
【主な手口】
・還付金詐欺:市役所や年金事務所を名乗り、「手続きをしないとお金が戻らない」とATMに誘導
・特殊詐欺:子や孫を装い、「事故を起こした」「会社でトラブルがあった」と金銭を要求
・キャッシュカード詐欺:銀行職員や警察官を騙り、「カードを取りに行く」と言って訪問し、カードをすり替え持ち去る
これらの詐欺は、複数人が連携して電話・訪問・回収を分担する「劇場型犯罪」であることが多く、見抜くのが困難です。
【防止のためのポイント】
・役所・銀行・警察がATMの操作を電話で指示することは絶対にありません
・キャッシュカードは誰にも渡してはいけません
・電話で「お金」「カード」「ATM」の話が出たら、一度必ず家族や信頼できる人に相談する
・常に留守番電話設定にし、見知らぬ番号には出ない習慣を
【ご家族・地域の方へ】
高齢のご家族がいらっしゃる方は、普段からの声かけと情報共有が非常に有効です。地域単位での啓発活動や、防犯対策機器の導入も併せて検討ください。
Y’s LABでは、詐欺対策セミナーや、企業・自治体向けの防犯講話も承っております。関心のある方は、ぜひご相談ください。
